デート・ア・ライブ 或守インストールをクリアしました。前作の凜祢ユートピアのクリアからちょうど1年です。
最初タイトルの「或守」が読めなかったよ。あ…ありもり?とか読んでたけど、正しくは「あるす」です。
クリアタイムは初回の共通ルートが4時間半でバッドエンドでしたw 個別ルートは1時間半ずつで、1プレイ時間は前作と同じくらいですが、ヒロインが増えた分、ボリュームは増量しています。
あらすじと感想1(ちょっとガッカリ)
ラタトスクの開発したギャルゲーの世界に入った士道は、見知らぬ少女に出会う。その少女・或守は「愛を知りたい」といい、愛について教えないと外に出られない。
そこで現実世界からヒロイン達を召喚して、ギャルゲー的イベントをこなして愛について知っていく、というお話です。
ゲーム内ゲームという設定はいいんだけど、士道とヒロイン以外はみんなNPCってのがね。アニメや原作でほとんど出番の無かった美紀恵とかにせっかく会えても、どうせただのデータでしょって思ってしまう。
また、各ヒロインとのイベントも突発的で関連性も無く、キャラの性格まで改変されちゃうから、なんかこれデート・ア・ライブである必要ないんじゃね? と、ちょっと冷めた感じでプレイしてました。
個別ルート
以下クリア順に書いていきます。
四糸乃
よしのんが亡くなって四糸乃が未亡人吹いた。あとウサギが人化して恩返しはお約束だね。士道につり合う大人になりたいと悩む四糸乃。ちょっとよしのんがウザいなあと思ったけど、可愛らしい内容でした。ぬいぐるみを通してお互い素直に言えた(四糸乃プレイハウス)エンド。
時崎狂三
エロだね。特に家デートと教卓の下はマジひくわー。メイド喫茶のくるみんと、ぐうたら幼馴染はキャラ崩壊し過ぎだろうと思った。猫耳しっぽが生えたてきた狂三はモフりたい。2人で一緒に歩いて行く(狂三デュオ)エンド。
他のキャラは1発でクリアしたのに、狂三だけクリア条件がわからず3回もやり直したよ。
五河琴里
魔法少女みらくる★ことりはやっぱり、まあ服溶けるよね……。士織の唯一の出番が琴里との百合シチュだけとか、ちょっと残念。黒琴里なのにかなり甘えてたね。士道と2人だけで旅行に行く夢を実現させた(琴里トラベル)エンド。
誘宵美九
デレて以降って、原作でもあまり描写がないから新鮮でした。性格もイメージ通りで良かったです。でもヤンデレはやばい、現実世界でもやりそうで。美九にテレビの前でライブ映像と同じフリで躍らせて恥ずかしがらせる(美九シャイネス)エンド。
鳶一折紙
保健室登校や高飛車など、キャラ崩壊してたな。体操着の匂いフェチと、風邪で身体を拭かずに汗を舐めとるとかは、まあ正常運転だね。求めるより求められる彼女になりたい(折紙デザイア)エンド。
八舞耶倶矢&夕弦
どうせ2人同時エンドだろうと思ってたら、1人ずつのしかなくてびっくりした。個別ルートで唯一、告白イベント?があります。姉妹になると、やはり夕弦が姉なんだね。あとサキュバスになっても耶倶矢がダメっ子可愛い。士道は元中二病だから、耶倶矢との中二病な服でのデートは似合ってるね(耶倶矢ストロール)。夕弦とのカップルストローはかなり頑張ってた(夕弦ラヴァー)。
夜刀神十香
十香もエロ展開多かったな。だが保健の先生になって眼鏡かけてたのは最高だった。イヨートーカ堂は変な口調と衣装、ボケが相まって面白かった。しかし監禁モノは無いわ……。別れの挨拶が言えなくて困らせる(十香アデュー)エンド。
その他のキャラ
日下部燎子ってこんな美人だっけ? いつの間にか士道と親しくなってたね。崇宮真那はようやく登場したのにあまり出番ない。実妹なのにどの媒体でも影薄いな。岡峰美紀恵は元気いっぱいな声が聞けて良かったです。でもみんなNPCなんだよな……
あらすじと感想2(ここからが本番)
全員の攻略が済んだら或守鞠亜ルートに入ります。
他キャラ攻略中にも徐々に感情が芽生えてきた鞠亜。より深く愛を知るために、自分もデートをしたいと士道に申し出ます。商店街や公園とデートを重ね、知識だけでなく実際の体験として世界を、感情を知っていきます。
最初は無表情だったのに、だんだん笑ったり嫉妬するようになって可愛い。キャラデザ的にも好みだったり。
そういえば鞠亜が「同性の友人たちと遊びに行きたい」と言った時に士織フラグ来たか! と思ったけど、別にそんなことなかったぜ。
ヒロイン達とスイーツを交換し合ったり、遊園地で遊んだりして、お互い友達だとの認識を深める。そして友達を元の現実世界に戻したい、そう思った鞠亜の最後のデート。その時ついに愛を知って……
ここからの展開かなり意外で面白かったです。攻撃を仕掛けてきていた人工精霊は或守鞠奈の方で、実は鞠亜はフラクシナスに搭載のAIだった。鞠奈を隔離するためにゲーム内に閉じ込め、自身は鞠奈の姿を真似て実体化していた。
しかしオリジナルの鞠奈より鞠亜の方が可愛いとか、優秀なAIだねえ。記憶失くしてたけど。
ラストバトルは、折紙&十香のライバルコンビ、四糸乃&琴里のちびっ子コンビ、美九&狂三の自信家コンビ、そして耶倶矢&夕弦の双子コンビです。美九はダメっ子なイメージだったけど、考えてみればあれは士道の前だけか。
鞠奈は肉まんあげたのと、頭をなでなでしたので落ちちゃうチョロい子なのに、暴走を止めるために消滅させられてちょっと可哀想だったな。最期は鞠亜を助けるためにスマホに逃してくれたのに(或守インストール)。
まとめ
プレイ開始直後は失敗したか?! なんて思っちゃったけど、鞠亜ルートに入ってからは本当に面白かったです。
スマホに入った鞠亜の話も見たいな。あとフラクシナスのAIに戻る時、人格も維持されるよね? この設定は原作に反映されるのかなあ。
結局、鞠奈に関することは謎のままだったね。DEM社のアイザックが送り込んだのは確実だけど、精霊のチカラを与えたのは誰なのか。目的は嫌がらせ(天宮市消滅)だけど、なぜそんな事しようと思ったのか。まさか反転十香がらみの腹いせってことはないだろうし……まあアイザックなら「面白そうだったから」と言いかねないけどね。
限定版に付いてた書き下ろしの或守クエストが世界観ぶっ飛んでて良かったです。あのくらいの改変をゲーム内でもやって欲しかったね。
そういえば他に限定版特典ドラマCDと、予約特典ドラマCDが付いてたので、そのうち聴いてみよう。
・1作目、凜祢ユートピアの感想はこちら。
・3作目、凜緒リンカーネイションの感想はこちら。