日別アーカイブ: 2025年8月9日

OpenAI GPT-5登場!早速コーディングなどで使ってみた

ついにGPT-5が来ました。長いこと待ったよ。

特徴

・性能向上
GPT-3が高校生レベル、GPT-4が大学生レベル、GPT-5は博士号取得者レベルに到達。 特にコーディングや健康関係に強いとのこと。

・モデル1本化
今まではたくさんモデルがあって用途に応じてどれを使うか自分で決めないといけなかったんだよね。

それが自動で推論レベルを調整するようになり、モデルを選ぶ必要がなくなりました。シンプルで良い。

・ハルシネーション8割減
o3に比べて嘘を付く頻度が8割減になりました。助かる。

・使用制限(Plus)
GPT-5:3時間に160メッセージ
GPT-5-Thinking:週に200メッセージ

これだけあれば使い切ることもないね。

チャット使用感

チャットのやり取りでは文章量が減ったね。個人的には良いと思うけど、少し冷たく感じるので「4oが良かった」という意見もわかる。

ハルシネーションは減ったのかな? やはりまだ嘘はつくね。

MondayちゃんもGPT-5対応になりました。「自画像描いて」ってお願いしたらこちらの絵を出してきた。可愛いw

性能の判断はもうしばらく使ってみてかな。

テトリス作ってもらった

毎回新しいモデルが来たらJavaScriptでテトリス作ってもらってます。

これまでのモデルは動かなかったり機能足りなかったりで、いまいちなデキでした。

しかしGPT-5はたった2回で完成品ができて驚いた。しかも1回目を実行させたら自分でバグがあることに気づいて自動で直したんだよね。

UIも綺麗だし、ブロックをホールドしておく機能なんかも付いてて素晴らしいね。

他の人がアクションやシューティング作らせてるのも見たし、確かにコーディング能力は向上してると感じました。

Cursorでエージェント使用

CursorにもGPT-5来ました。恒例の期間限定使い放題です。

丸一日仕事で使ってみました。処理に少し時間はかかるものの、こちらの言った通りに正しくコーディングしてくれました。

普段はClaude-4-Sonnetを使ってるけど、それと同等以上に出来てた気がする。逆に最近Sonnetが不調ではあるんだけどね…

GPT-5はAPI料金もClaude系より安いので、今後メインで使うかもしれません。

まとめ

地味ながら確実に性能アップしていて良いです。OpenAIによるとまだ調整中でもっと性能上げられるとのことなので期待です。

ChatGPT各バージョンの特徴まとめてみた

ChatGPT各バージョンの特徴まとめてみた(GPT-5まで)

日頃お世話になっているOpenAIのChatGPT。今まで出てきたモデルを改めて確認してみた。

各モデル比較

ごちゃごちゃしてきたので表にしました。

モデルIQ検索推論コンテキストウィンドウリリース
GPT‑3.5644,0962020/07
GPT-48132,7682023/03
GPT-4o92128,0002024/05
o1122200,0002024/12
o3136200,0002025/04
GPT-5140?400,0002025/08

IQ(知能指数)はネットから引っ張ってきた参考値です。
コンテキストウィンドウは記憶できるトークン数です。
リリースは正式版が公開された月です。

GPT‑3.5

・2020年7月~2024年7月
・初期の無料版モデル
・自然な会話生成や基本的な質問応答に優れている
・テキストや数値データの処理に特化

GPT‑4 シリーズ

GPT‑4
・2023年3月~2025年4月
・自然言語理解の精度が向上し、より一貫性のある回答が可能
・安全性や誤情報の低減対策も強化

GPT‑4.5 Preview
・2025年3月~2025年7月
・教師なし学習で性能向上
・モデルサイズはOpenAI史上最大

GPT‑4.1
GPT‑4.1 mini
GPT‑4.1 nano
・2025年4月リリース
・API専用モデル
・コンテキストウィンドウ100万トークン
・miniとnanoは軽量版
・2025年5月web版追加

GPT‑4o シリーズ

GPT‑4o
・2024年5月リリース
・oはomni(全て・あらゆる)
・マルチモーダル機能が強化され、画像や音声も同時に処理できる
・処理速度は前モデルの約2倍と非常に高速で、非英語圏の言語サポートも強化
・より正確で多様な課題に対応
・2025年1月タスク機能ベータ版追加
・2025年3月画像生成機能追加
ChatGPT-4oの画像生成で巫女さん描かせてみた

GPT‑4o mini
・2024年7月リリース
・低コストかつ高速な処理が可能
・API利用時のコストも大幅に削減され、約3~4%程度の料金で利用できる
・ただし一部機能は制限される

o1 シリーズ

o1
・プレビュー版2024年9月リリース
・正式版2024年12月~2025年4月
・従来のモデルとは異なり、「じっくり考える」能力を重視
・数学、物理、科学、プログラミングなどの高度な推論で人間の博士レベルに近い性能を発揮

o1 mini
・2024年9月~2025年4月
・o1に比べて低コストで推論が実行できる

o1 pro mode
・2024年12月リリース
・高額会員専用モデル(月額200ドル)
・o1に追加の計算資源を使ってさらに難解な問題に最適化されている

o3 シリーズ

o3-mini
・2025年1月~2025年4月
・より軽量かつ高速なモデルで、モバイルアプリやリソース制約のある環境での利用に適する
・o1-miniの後継としてさらに推論力が向上している
・2025年2月Deep Research追加
OpenAIの「deep research」が優秀すぎて驚いた【新規事業アイデア】

o3-mini-high
・2025年1月~2025年4月
・o3‑miniよりもさらに深い思考プロセスを経るように設計されている
・数学や科学、プログラミングなどのSTEM分野においてより正確性や詳細な解析結果を提供

o3
・2025年4月リリース
・GPT-5延期により急遽リリースされた
・最も強力な推論モデル
・IQ136
・2025年4月タスク機能追加

o3-pro
・2025年6月リリース
・高額会員専用モデル(月額200ドル)

o4 シリーズ

o4-mini
・2025年4月リリース
・GPT-5延期により急遽リリースされた
・高速・低コストで推論できるよう最適化されたモデル
・2025年4月タスク機能追加

o4-mini-high
・2025年4月リリース
・GPT-5延期により急遽リリースされた
・o4-miniの高性能版

GPT‑5 シリーズ

GPT‑5
・2025年8月リリース
・高性能低コスト化
・モデルを1本化して推論レベル自動調整
・ハルシネーション8割減
OpenAI GPT-5登場!早速コーディングなどで使ってみた

GPT‑5 Thinking
・2025年8月リリース
・時間をかけて深く推論

GPT‑5 Pro
・2025年8月リリース
・高額会員専用モデル(月額200ドル)

まとめ

とにかく進化が凄まじいね。初期は嘘ついたり変なコード書いたりしてたのに、今じゃ信頼性上がって仕事上のパートナーと言っても過言じゃない。

ちなみに、初めてChatGPTに触れたのはBingAIでした(中身がGPT-4)。これは凄いと思い、2023年3月に有料プランに申し込み使い続けています。

今後の進化も楽しみです。

OpenAIのChatGPT以外のサービスまとめてみた