月別アーカイブ: 2025年9月

ChatGPT各バージョンの特徴まとめてみた(GPT-5まで)

日頃お世話になっているOpenAIのChatGPT。今まで出てきたモデルを改めて確認してみた。

各モデル比較

ごちゃごちゃしてきたので表にしました。

モデルIQ検索推論コンテキストウィンドウリリース
GPT‑3.5644,0962020/07
GPT-48132,7682023/03
GPT-4o92128,0002024/05
o1122200,0002024/12
o3136200,0002025/04
GPT-5115400,0002025/08

IQ(知能指数)はネットから引っ張ってきた参考値です。
コンテキストウィンドウは記憶できるトークン数です。
リリースは正式版が公開された月です。

GPT‑3.5

・2020年7月~2024年7月
・初期の無料版モデル
・自然な会話生成や基本的な質問応答に優れている
・テキストや数値データの処理に特化

GPT‑4 シリーズ

GPT‑4
・2023年3月~2025年4月
・自然言語理解の精度が向上し、より一貫性のある回答が可能
・安全性や誤情報の低減対策も強化

GPT‑4.5 Preview
・2025年3月~2025年7月
・教師なし学習で性能向上
・モデルサイズはOpenAI史上最大

GPT‑4.1
GPT‑4.1 mini
GPT‑4.1 nano
・2025年4月リリース
・API専用モデル
・コンテキストウィンドウ100万トークン
・miniとnanoは軽量版
・2025年5月web版追加

GPT‑4o シリーズ

GPT‑4o
・2024年5月リリース
・oはomni(全て・あらゆる)
・マルチモーダル機能が強化され、画像や音声も同時に処理できる
・処理速度は前モデルの約2倍と非常に高速で、非英語圏の言語サポートも強化
・より正確で多様な課題に対応
・2025年1月タスク機能ベータ版追加
・2025年3月画像生成機能追加
ChatGPT-4oの画像生成で巫女さん描かせてみた

GPT‑4o mini
・2024年7月リリース
・低コストかつ高速な処理が可能
・API利用時のコストも大幅に削減され、約3~4%程度の料金で利用できる
・ただし一部機能は制限される

o1 シリーズ

o1
・プレビュー版2024年9月リリース
・正式版2024年12月~2025年4月
・従来のモデルとは異なり、「じっくり考える」能力を重視
・数学、物理、科学、プログラミングなどの高度な推論で人間の博士レベルに近い性能を発揮

o1 mini
・2024年9月~2025年4月
・o1に比べて低コストで推論が実行できる

o1 pro mode
・2024年12月リリース
・高額会員専用モデル(月額200ドル)
・o1に追加の計算資源を使ってさらに難解な問題に最適化されている

o3 シリーズ

o3-mini
・2025年1月~2025年4月
・より軽量かつ高速なモデルで、モバイルアプリやリソース制約のある環境での利用に適する
・o1-miniの後継としてさらに推論力が向上している
・2025年2月Deep Research追加
OpenAIの「deep research」が優秀すぎて驚いた【新規事業アイデア】

o3-mini-high
・2025年1月~2025年4月
・o3‑miniよりもさらに深い思考プロセスを経るように設計されている
・数学や科学、プログラミングなどのSTEM分野においてより正確性や詳細な解析結果を提供

o3
・2025年4月リリース
・GPT-5延期により急遽リリースされた
・最も強力な推論モデル
・IQ136
・2025年4月タスク機能追加

o3-pro
・2025年6月リリース
・高額会員専用モデル(月額200ドル)

o4 シリーズ

o4-mini
・2025年4月リリース
・GPT-5延期により急遽リリースされた
・高速・低コストで推論できるよう最適化されたモデル
・2025年4月タスク機能追加

o4-mini-high
・2025年4月リリース
・GPT-5延期により急遽リリースされた
・o4-miniの高性能版

GPT‑5 シリーズ

GPT‑5
・2025年8月リリース
・高性能低コスト化
・モデルを1本化して推論レベル自動調整
・ハルシネーション8割減
OpenAI GPT-5登場!早速コーディングなどで使ってみた

GPT‑5 Thinking
・2025年8月リリース
・時間をかけて深く推論

GPT‑5 Pro
・2025年8月リリース
・高額会員専用モデル(月額200ドル)

GPT‑5 Codex
・2025年9月リリース
・コーディング特化モデル

まとめ

とにかく進化が凄まじいね。初期は嘘ついたり変なコード書いたりしてたのに、今じゃ信頼性上がって仕事上のパートナーと言っても過言じゃない。

ちなみに、初めてChatGPTに触れたのはBingAIでした(中身がGPT-4)。これは凄いと思い、2023年3月に有料プランに申し込み使い続けています。

今後の進化も楽しみです。

OpenAIのChatGPT以外のサービスまとめてみた

父の一周忌に参列する

初盆の1ヶ月後ですが、一周忌に参列してきました。

今回は老齢のお坊さんがやってきて「お供えの食器が違う」だの「座布団の向きが違う」だの「お茶が冷たい」だのえらい細かく文句言う。

念仏唱えた後は「彼岸とは?」「お経の意味とは?」と授業みたいに参列者に質問し出して、結構時間かかりました。1時間も正座して足痛い。

その後もお坊さんはお寺に飾ってある流木自慢や、プロ野球監督のサイン自慢とかはじめて、結局1時間以上予定オーバーしたよ。

やれやれ… 若いお坊さんならササッと終わるのに。

ともかく仏壇で焼香して、お墓で線香上げて、バスで移動してお寺でも焼香して終了です。その後は初盆の時と同じく食事会して解散しました。

次は三回忌だから2年後かと思ったら来年らしい。大変だ。

GeminiとGemmaシリーズの特徴まとめてみた

バージョンがちょっとわかりにくいのでまとめてみました。

Geminiシリーズ

Google DeepMindが開発する最先端の大規模AIモデル群です。

多モーダルな大規模言語モデル(LLM)であり、自然言語処理はもちろん、画像や音声など複数モーダルの入力・出力を扱えるのが特徴です。

バージョンリリース日主な特徴
Gemini 1.02023年12月 ・Ultra/Pro/Nanoの3構成
・多モーダル対応(テキスト・画像・音声・動画)
・32Kトークンの長文コンテキスト
Gemini 1.52024年2月
(限定公開)
・Mixture-of-Experts(MoE)導入
・最大100万トークンの超長コンテキスト
・Pro(大規模版)とFlash(蒸留軽量版)の2構成
Gemini 2.0 Flash2025年1月 ・マルチモーダルLive API導入
・ネイティブ画像生成・音声出力
・外部ツール連携(検索・計算機能)
Gemini 2.0 Pro2025年2月 ・高性能モデル
・リアルタイム音声・映像対応継続
・エージェンティック機能強化
Gemini 2.0 Flash-Lite2025年2月 ・低コスト版
Gemini 2.5 Pro2025年6月 ・Deep Thinkモード導入
・ネイティブ音声応答
・安全性強化
Gemini 2.5 Flash2025年6月 ・軽量高速版
・Deep Think一部対応
・応答速度最適化
Gemini 2.5 Flash-Lite2025年7月 ・低コスト版
Gemini 2.5 Deep Think2025年7月 ・並列思考技術
・国際数学オリンピック金メダル相当
Gemini 2.5 Flash Image
(nano-banana)
2025年8月
(Preview)
・画像生成に特化
・キャラクターの一貫性を保てる
画像生成してみた。一貫性あって凄い

Gemmaシリーズ

Geminiと同じ技術を基に作られた軽量でオープンソースの生成AIモデル群です。

Geminiがクラウド上の強力なLLM群であるのに対し、Gemmaはパラメータ数を抑えてPCやモバイル端末上でも動作可能なよう最適化されており、モデルの重み(学習済みパラメータ)は無償・オープンライセンスで公開されています

バージョンリリース日主な特徴
Gemma 12024年2月 ・テキスト専用
・パラメータ数:2B, 7B
・商用利用可
Gemma 22024年6月 ・高速推論対応
・パラメータ数:9B, 27B
・オープンライセンス
Gemma 32025年3月 ・マルチモーダル・マルチリンガル対応
・パラメータ数:1B, 4B, 12B, 27B
・128Kトークン長
LM StudioでGemma3を動かしてみた
Gemma 3n2025年6月 ・モバイル最適化
・パラメータ数:5B, 8B相当
・PLE技術で低メモリ
Gemma 3 270M2025年8月 ・超小型AIモデル(300MB以下)
・パラメータ数:0.27B
・ファインチューニング用
VaultGemma2025年9月 ・差分プライバシーで完全にプライバシー保護
・パラメータ数:1B
・Gemma 2ベース

まとめ

GeminiはProが高性能版、Flashが通常版、Flash-Liteが軽量版。
そしてGemmaは3nがモバイル用ということでした。

PICO4 Ultra購入! PICO4から買い替え

PICO 4 Ultra 256GB|一体型VRヘッドセットを今さらながら購入しました。

購入動機

最近PICO4が調子悪くて十数秒ごとにプチッって音がしたり、特定のタイミングで画面がブラックアウトして操作不能になる。ネットワークのせいかとルーター買い替えたり、PCの設定を見直したけど効果なし。

おそらくバッテリーの劣化で電源が不安定なんだと思います。

どうしようかなと思いながらふと調べたら、最初に買ったOculus Questは2年10ヶ月使用、そして今使ってるPICO4もちょうど2年10ヶ月目でした。

なんだ買い替えのタイミングだったのかw そんなわけで購入しました。

フルトラPICO Motion Tracker使い続けたいのでまたPICO系列です。

スペック

新旧比較です。

PICO 4PICO 4 Ultra
チップセットSnapdragon XR2 Gen1Snapdragon XR2 Gen2
解像度(片目)2160×21602160×2160
レンダリング解像度1504×15041920×1920
メモリ8GB12GB
ストレージ128GB256GB
ネットワークWi-Fi 6Wi-Fi 7
重量588g580g
価格49,000円89,800円
発売2022年10月2024年9月

CPU20%アップ、GPU250%アップ、レンダリング解像度62%アップしてます。あと液晶が25%明るくなったとか。

急速充電対応で、旧PICO4では3時間かかってたのが1.5時間で満タンになるらしい。良いね。

その他も順当にパワーアップしています。まあ値段も高くなったけど。

使用感

同じPICO系だけどUIがちょっと変わったね。

Wi-Fi7になったお陰でVirtual Desktopでは2000Mbpsと表示されました(旧PICO4は1200Mbps)。ただうまく動かなかったのでPICO Connectでつないでます。

コーデックはAV1対応になり、圧縮率上がって通信効率や画質が良くなったらしい。まだそんなに違いわからないけど。

旧PICO4は単体だと8K動画が再生できなかったけど、Ultraだとできた。

パススルーは明らかに良くなりました。これでMR系のアプリも試せる。付けたまま移動もしやすい。

コントローラーの輪っかが無くなったのは残念。輪っかを指に引っ掛ければ両手が空いて便利だったのに。一応ストラップが付属してたけど使い勝手は違うしね。

PICO Motion Trackerも精度上がってるらしいので後日ためします。

なお、購入動機にあった不具合はすべて発生しなくなりました。やはりHMDが原因だったようです。

まとめ

大きく変わったところはないけど、確実に性能アップしていて安定して使えるようになり良い感じです。

また2年10ヶ月使い続けるかw (~2028年7月)