日別アーカイブ: 2014年5月17日

スペックとユーザとパッケージ管理(さくらのVPS設定1)

今のサーバを借りてから3年経つので、乗り換えのためにさくらのVPS 2Gを借りました。スペックは以下のように変わっています。

プランさくらのVPS 512さくらのVPS 2G
CPU(仮想)Core2 Duo (2.4GHz) 2コアWestmere (2.4GHz) 3コア
メモリ1GB2GB
HDD20GB200GB
OSCentOS 5.5CentOS 6.5
リージョン大阪石狩

毎回サーバの設定に苦労するので、手順を書き出してみることにしました。いつもはローカルにメモしてるんだけどね。

sshの設定

まずは仮登録後に送られてくるメールからVPSコントロールパネルに入り、サーバを起動させます。次にリモートコンソールからログインしてrootのパスワードを変更します。

# passwd

rootで直接ログインできるのは危険なので、作業用アカウントを作成します。

ユーザーhoge作成
# useradd hoge

hogeのパスワード設定
# passwd hoge

hogeをwheelグループに入れる
# usermod -G wheel hoge

作業用アカウント(wheelグループ)以外ではroot権限を使えないように制限を付けます。

sudoできるユーザ
# visudo

この行を有効化
%wheel ALL=(ALL) ALL
suできるユーザ
# vi /etc/pam.d/su

この行を有効化
auth required /lib/security/$ISA/pam_wheel.so use_uid

rootで直接ログインできないようにします。

# vi /etc/ssh/sshd_config

yesをnoに変更する
PermitRootLogin no

再起動
# service sshd restart

最後にTCP wrapperでsshにログインできるホストを制限します。

拒否リスト
# vi /etc/hosts.deny

以下を追加
sshd : all
許可リスト
# vi /etc/hosts.allow

以下を追加
sshd : localhost
sshd : www????.sakura.ne.jp
sshd : .jp

これでサーバ自身と.jp以外の人はアクセスできなくなりました。ちゃんと自分のプロバイダに合致したホスト名を指定しないと繋がらなくなります。

ほんとは公開鍵を使ったほうが良いんだけどね。

ついでに日本語化。

# vi /etc/sysconfig/i18n

LANG="C"
を
LANG="ja_JP.UTF-8"
に変更

yumでRemiリポジトリを使う

標準のyumだと古いパッケージばかりなので、比較的新しいのがインストールできるRemiリポジトリを使用します。

CentOS6用
# wget http://rpms.famillecollet.com/enterprise/remi-release-6.rpm
# rpm -Uvh remi-release-6.rpm

Remiを指定してインストールする場合には以下のように記述します。

# yum --enablerepo=remi install (パッケージ名)

アップデートは新旧入り混じると面倒なので、Remiで入れたのは個別でやった方が良いのかな。

通常パッケージ全部アップデート
# yum update

Remiで入れたの個別アップデート
# yum --enablerepo=remi update (パッケージ名)

設定ミスが無いか必死にぐぐりながらいじってます(汗)