今日はIGDA日本ゲームテクノロジー研究会(SIG-GT)主催の「ゲームにとってのAI技術」に参加しました。俺はゲーム業界で飯を食ってた事もあるし、人工知能に興味もあったんで。
会場は東京工業大学。まだサークルの新入生勧誘の看板とか立っていて、懐かしく思ったり。この時期は部員獲得で頑張ったもんなぁ。
講演会には100人以上の参加者が集まりました。なんかノートパソコン持参でカチャカチャやってる人が結構いたよ。まずはAIの概要からはじまり、製品化しているAI技術の説明、それらを補足するパネルディスカッションへと進行。
俺も大学で人工知能概論とか受けてたので、おおよその事はわかるのですが、ゲームへの応用ってのは考えた事がなかったので、なかなかに興味深かったです。ただ講演でも言ってましたが、やはり現状のAIは、人の行う作業の補助的な役割なのかなと。格ゲーでコンピュータの思考ルーチンを開発する際の、開発者の想定外なプレイに対する反応部分をAIで作っておくとか。手作業では大変な処理を肩代わりする感じですね。
今後はゲーム本編にAIを利用した作品が増えてくるでしょうね。いまは海外が先行してるけど、日本もすぐに追いつきますよ。ただ、現役の技術者に聞いたのですが、相変わらず余裕のない状況みたいなので、なかなか研究に時間が割けないっぽいですね。俺も当時は会社に泊まり込み泊まり込みだったけど、今も昔も変わらないようで…
逆に、だからこそビジネスチャンスがあるのでは、とか考えてしまう俺は、もうゲームプログラマではないのかも(^^; 既に参入してる企業がいるけどね。