光文社文庫版の新訳シャーロック・ホームズ全集を読み終わりました。
ホームズって当然知ってるけど、実際に読んだのは小学校の頃に数編程度なんだよね。春頃ホームズの映画やってたり氷菓のネタに出てたりして、興味が湧いたので。
全9冊、約3600ページ読み終わるまで4ヶ月かかりました。しかし読み始めたらぐいぐい引き込まれて止まらなくなっちゃうね。
全60編の中で特に印象に残ったのが恐怖の谷の第2部だね。あの独特な世界観には没入した。あとバスカヴィル家の犬が何度も映画化されてるだけあって、1本のまとまった話として面白い。考えてみるとこの2編はどちらも元ネタがある話で、あんまりホームズが出ない話だ。だから逆に印象に残ったのかも。
そういえばモリアーティ教授って1回しか登場しないんだね。ホームズのライバルとして扱われる事が多いのに、滝壺に落ちてそれっきりか。
解説を読んだら、作者のコナン・ドイルは何度も書くの止めようとしてたんだね。しかし「最後の事件」の後のバートラムとの出会いと復活とかなかなか面白い。
こうやって書いておきながら結構内容忘れてたりするので、またいつか読み返そう。