国立科学博物館で開催されている特別展「大絶滅展―生命史のビッグファイブ」に行ってきました。
こんなに惹かれるイベント行くしかないね。ちなみにビッグファイブというのは絶滅の危機が5回あったということです。
混み具合ですが、平日の午前中に行ったにも関わらず大混雑してました。1つ1つゆっくり見るのは諦めたよ。何巡かしつつ空いてるところを眺めてました。これ休日だったらどうなっているんだろ。
EPISODE1 海の環境の多様化
約4億4400万年前のO-S境界。地球寒冷化が原因です。海洋生物の49%が絶滅しました。
古生代カンブリア紀やオルドビス紀の時代です。まだ海に甲殻類しかいないね。
アクティラムスという2m以上あるウミサソリ。大きいね。2本だけ後ろ向きに付いている遊泳脚がキュート。
フルディアなど。こういう変わった形状の生物たまにゲームとかに出てくるよね。
EPISODE2 陸上生態系の発展
約3億8000万年前~約3億6000万年前のF-F境界。これも寒冷化が原因です。海洋生物の80%が絶滅しました。
デボン紀後期。ようやく地上に生物が出てきた頃です。
アースロプレウラは2mを越すヤスデです。ムカデではないらしい。
カリプテリディウムとカラミテス。シダ植物は現存してるからわかるね。
EPISODE3 史上最大の絶滅
約2億5200万年前のP-T境界。大規模火山活動が原因です。海生無脊椎動物の90%以上が絶滅しました。
ペルム紀は哺乳類や恐竜の先祖がいた時代です。
ディメトロドンは背中の放熱板がいいよね。実際は体温調節できなくて放熱板ではなかったみたいだけど。
しかもこの見た目で恐竜ではなく哺乳類に近い種だったとか。
EPISODE4 恐竜の時代への大変革
約2億100万年前のT-J境界。またも火山活動が原因です。陸上四足動物の42%が絶滅しました。
三畳紀からジュラ紀に切り替わる境目です。ここから一気に恐竜が増えます。
左はレドンダサウルス。T-J境界前にいた爬虫類です。
右はクリオロフォサウルスで境界後に出てきた恐竜です。
どちらも迫力あるね。
アジリサウルスは小さい恐竜に見えるけど恐竜ではないらしい。共通の祖先から枝分かれした爬虫類です。
EPISODE5 中生代の終焉
約6600万年前のK-Pg境界。小惑星の衝突が原因です。恐竜やアンモナイト含め生物の75%が絶滅しました。
白亜紀は多種多様な恐竜たちが跋扈していた時代です。行けるのなら行ってみたい。
ティラノサウルス。知らない人はいない恐竜界のレジェンドです。
トリケラトプスも有名ですね。頭骨だけでもデカすぎて写真に収まらなかった。
アンモナイト各種。長く存在していたので異常巻きアンモナイトなど変わった形なのも多くいたとか。
ガラスの反射で写真ちょっと見づらいけど。
EPISODE6 新生代に起きた生物の多様化
新生代は大絶滅はなかったけど寒冷化などで厳しかった時代です。
ステラーダイカイギュウはその名の通り海牛です。
この化石は多摩川で見つかったもの。近所にこんなのが棲んでたんだなあ。
シフルヒップスは最古のウマ科です。小さいし見た目も馬っぽくないね。
まとめ
色んな化石や模型が見れて良かったです。絶滅はロマンだね。ただ混んでたせいで落ち着いて見れなかったのは残念だけど。
土産物コーナーで図録やゾイド、小さい化石なんかが売っててちょっと惹かれた。結局買わなかったけどね。


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