Ghost of Tsushima Director’s Cutクリアしました。クリア時間は52時間です。
PS Plusゲームカタログにてプレイしました。
目次
システム
グラフィックがとてつもなく綺麗。日本の風景をこんなに美しくオープンワールド化したゲームは他に知らないね。それでいてロード速いからサクサクプレイできる。
最初は死にまくってどうしようかと思ったけど、慣れたのと技や武器が増えたおかげでどんどん戦闘が楽しくなっていった。ステルスキルも最初は敵がジタバタあがいてたのに、そのうち小刀でサクッと倒すし。
行き先が矢印ではなく風が吹いて知らせるの洒落てて良いね。探索も足跡や黄色い鳥、キツネなんかを追いかけたり。
馬で走っていて、敵を見つけたら一騎打ちからの連斬で倒す。占領されている村などを見つけたら忍び込み、気づかれないよう暗殺していき解放。楽しすぎる。
洋ゲーだけど時代劇を参考にしたとのことで、地味ながら剣技の型もしっかりしてる。これが日本のゲームなら刀からビームが出たり、ありえん動きで無双してただろうな。
通常では行けないような難所にある神社。壁をよじ登り鉤縄のロープで飛び越えたりと、トゥームレイダーばりのアクションで登っていくの楽しい。
冥人奇譚はオンラインゲームらしいので未プレイ。なんかあちこちに語り部がいて気にはなったけどね。
ストーリー
文永11年(1274年)、対馬に蒙古(元寇)が攻めてきたので、これを武士80人で迎え撃ちます。しかし圧倒的戦力差により武士は全滅してしまう… 史実だと蒙古軍数万人とのことなのでどうやっても勝てないわ。
その戦で倒れていた武士境井 仁を盗賊ゆなが助けていた。ゆなは捕まっている弟たかの救助を仁に頼む。
仁の伯父で地頭の志村は、その戦で蒙古軍トップのコトゥン・ハーンに囚われ蒙古に降るよう説得を受けるが断り続ける。ピーチ姫枠か。
武士は仁以外全滅してしまったので戦力不足です。そのため仲間を集めつつ、武士の「誉れ」を捨てた戦いをしていくようになります。要はアサシンだね。
そのせいで冥府から蘇った武士・冥人(くろうど)と呼ばれるようになる。冥人は鬼だの巨人だの志村様の変装だの噂に尾ひれが付いていって面白い。
そしてついに伯父上救出! 伯父上を旗頭に本土から救援に来た武士も合わせて志村城奪還に向かいます。そこで仁は味方がやられるのを最小限に留めるため、酒に毒を入れて蒙古兵を全滅させる。
この毒殺は誉れにあらずということで、功労者なのに牢に入れられてしまう。伯父上は仁を本当の息子として家督を譲る許可まで貰っていたのに、仁が冥人を辞めないので破棄することに。
俺のプレイでは毒あんまり使ってなかったので、ストーリーの展開とはいえ急に毒殺やりだしたのは違和感ありました。武士の頭が固いなあとは思うけど、仁の勝てさえすれば何やってもいいだろってのも違うなと思いました。
堅ニが牢から脱走させてくれたので、そのまま北方に逃げます。逃亡中、いつも一緒だった馬の信(のぶ)が死んでしまう。「生き延びような」って言ってたのに…
ゆなと合流。コトゥン・ハーンの居場所を突き止めるも、仁はお尋ね者のため戦力不足です。そのため志村城に忍び込み、伯父上に助力を願う手紙を置いていきます。
泉の港に攻め入り、伯父上の軍も助太刀に来てくれたので、ついにコトゥン・ハーンを倒せました。これで本土襲撃を止められメデタシメデタシです。
その後伯父上に誘われ2人で墓参りに行く。伯父上は仁を始末するよう鎌倉幕府から言われてたようで、墓前にてラストバトル。負けた伯父上は「殺せ」と言うも「父は殺せない」と仁は去って行く。
ここは殺すか殺さないか選べるけど殺さないことにしました。伯父上の誉れのため殺すか、父として生きてほしいかの選択です。ただ生かしても志村家は領地取り上げられて衰退するしかないんだけどね…
悲しい終わりです。
実際の歴史では
蒙古軍の行動はこのようになっています。
10月05日 対馬を襲撃
10月14日 壱岐を襲撃
10月16日 肥前を襲撃
10月20日 博多湾を襲撃するも神風により撤退
長く戦っていたつもりでしたが、実際は2週間ほどのお話だったんだね。
まあゲーム内では季節が変わってるので史実通りではないんだろうけど。
この数年後にまた蒙古が攻めてくるんだよね。さらに大軍勢で… これは続編期待か。
キャラクター
ゆな
弟のためにずっと頑張っていて、いつか姉弟で本土に渡ってやり直したいって言ってたのに、姉の活躍を見た弟が自分も頑張ろうと戦場に出ていって死んでしまう。まあ蒙古絶対滅ぼすマンになちゃうよね…
最初から最後までずっと一緒にいたのはゆなだけだね。壱岐の幻覚の世界にまで出てきたしw
石川先生
弓の名手だけど、弓のためなら民が死んでもかまわんって言うクズ。かつての弟子は2人とも犯罪者になるから見る目もないし。
巴なんて弟子入り前から盗賊で、本編では蒙古に弓の技術を伝えて民を殺しまくってた。そんな巴を置き手紙1つでほだされて逃しちゃう。
安達政子
蒙古に旦那と息子たちを殺され、さらに屋敷に賊が押し入り息子の嫁や孫たちも殺されてしまう。まあ鬼になるよね。探偵パートを経て判明した賊の正体は実姉でした。嫁入り先のことで昔から政子を恨んでいて、この族滅を謀ったという。そんな実姉を倒し復讐を遂げました。
なお本編中はバーサーカーだった政子もかつて侍女とただならぬ仲だったり。
竜三
仁の幼馴染で菅笠衆のトップ。最初は仁と協力してたけど、菅笠衆を食わせていくため蒙古に寝返る。竜三はかつて仁との仕合で負け、士官の道が絶たれたことを恨んでいた。
最期は仁との一騎打ちで果てる。いい友人っぽかったのに、向こうはそうは思ってなかったのか…
典雄
尊敬する兄が亡くなり自分は器じゃないと言いつつも僧兵をまとめ一緒に戦う。実は兄は蒙古に拷問されつつも生きていた。兄を介錯し、怒り狂うも正気を取り戻す。
そして主犯の砦に仁と攻め込む予定が、一人で突撃し残虐な方法で皆殺しにする。やっぱり狂ってたんだ… 「もう寺には戻れない」と去って行くもちゃんと最終決戦には戻ってきてくれました。
寺奪還時にあまり戦えない僧兵を連れて行くことに、典雄は「一緒に戦った者たちが勝利を島中に伝えてくれる」と言ってたけど、戦闘終了時典雄と仁以外全滅しててフフッとなった。
壹岐之譚
クリア時間は3時間ほど。Director’s Cut版の追加コンテンツです。
壱岐に呪術を使う怪しい蒙古兵いるみたいなので調査しに行く。しかし船が難破して馬とはぐれてしまう。
ちなみに壱岐では馬が敵を蹴散らしてくれます。これ対馬でも欲しかった…
馬を見つけ境井砦に向かうも蒙古に捕まり怪しい薬を飲まされてしまう。しかし丶蔵(てんぞう)に助けられ海賊のアジトへ。
壱岐では武士、特に境井家は嫌われているので鑓川の仁と名乗る。実は仁の父・正が海賊討伐で来た時に無関係の女子供まで殺したせいで恨みを買っていた。正は仁の眼の前で殺され、トラウマになっていた。
薬のせいでこのトラウマが何度もフラッシュバックするように。こういうのちょっと苦手。
仁と手を組むことにした海賊トップのふか。過去に境井家を殲滅した方法で蒙古を倒すことにします。
実はかつて正を殺したのは丶蔵だった。その丶蔵も境井家によって家族や仲間を殺されてるんだけどね。お互い含むところはあるけど協力してついに蒙古軍を追い詰めます。
薬でトリップした先で亡き父と会い和解。無事薬の効果が消え、最後はラスボス呪術師のオオタカを倒しメデタシメデタシです。
まとめ
美しい景色の和風オープンワールドでチャンバラ楽しかったです。
50時間以上やってるのに解放してない場所がたくさんある。まだまだ楽しめそうだ。
その後
3時間かけて対馬全域を解放。さらに3時間かけて壱岐全域解放といくつかのサブイベントをクリアしました。
堅ニが壱岐の冥人を名乗ってて吹いたw 対馬にいた時と変わらず詐欺やら借金やらで逃げてるし。真面目なストーリーなのに、こいつ一人だけお笑い芸人だな。
船座の津で難破船をどうにか伝って境井家の馬鎧を入手。これで境井家装備フルセット。すごい凶悪だw
しかし、ほんと父の正は評判悪いな。誉れは無かったのか。
累計61時間ほど。これで満足しました。